コラム

マスクがない。在宅は医療じゃないのか?

マスクが足りない。在宅現場はみな困っている。

病院は最優先で配布されるが、国が在宅療養を勧めているのに、在宅現場にマスクが届かない。在宅医療現場は、医療現場ではないのか?

この騒ぎで、病院に行くことが逆に怖い。多少具合が悪くても家で我慢する患者さんは多くいる。

でも、在宅現場にマスクが不足している。

あるところにはたくさんあるはずのマスクが、在宅現場にはない。

障害者の作業所に通う利用者は「自分ではマスクを買えない。」そう言って一番リスクがあるはずなのに、マスクもなしに通所している。

訪問看護師も訪問リハビリも、ケアマネもヘルパーも、みな何とか一枚のマスクを長持ちさせるかに頭を悩ましている。

このままでは、銀行強盗みたいにバンダナで口をふさいで訪問するしかない?なんて業界仲間で笑い話になっている。

ネットの書きこみに「家は28箱確保したので家族4人300日は安心して使えるのでもう買いません。」といかにもいいことしたみたいな書き込みがあってあぜんとした。

なんなんだろ日本。

在宅現場にもマスクください・・。