コラム

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マスク不足とエタノール不足

世の中、コロナウィルス感染症恐怖症で異常な買いだめに走る人々と、そこに便乗して金もうけに走る輩のおかげで、必要なものが必要な場所や人に行きわたらなくなっています。

毎日マスクパトロールとか言って、一日中薬局を回ってはマスクを買いあさっている人、早朝から長蛇の列で毎日どこかでマスクを手に入れては、たぶん押し入れに使いきれないマスクの箱を積んでいる人、きっといっぱいいるのでしょうね。その中には、そのマスクをネットで法外な値段で売っている人たちもたくさんいます。ひと箱1万円のマスクでも買う人がいるので、いくらたってもこういう輩は減りません。国が、規制をする必要を感じていないのか、そこは野放し状態です。そんな中、病院でさえもマスクが足りない状況です。医療現場の人が感染予防を図れないで、どうして終息するのか、国の後手後手さにはあきれてモノが言えません。まして、シングルや共働きのママが、学校や幼稚園の閉鎖で働くこともままならない・・。ただでさえ、人手不測の現状感染予防もできないしで、この国の未来はどうなっちゃうんでしょうか?

そんな中、私たち在宅現場の医療・介護職はマスクの調達は至難の業となっています。今、入院も難かしくなっていて、在宅で療養せざる得ない人がたくさんいるのに、そこに訪問する人たちの安全が守れない現状があります。

消毒薬は、エタノールがなければ次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水をつかうなど代用が聞きますが、マスクはどうでしょう?在宅医療のスタッフが、マスクなしで来たらどうでしょう?キッチンペーパーのマスクでいいのでしょうか?

日本という安全で清潔な国は、張りぼてだったということになってほしくないなと思います。

 

ACP講演会中止となりました。

新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、横浜市医療局より通達があり中止と致しました。楽しみにして頂いていた皆様には大変申し訳ございません。

終息しましたら、どこかで再度行いたいと思っています。

宜しくお願い致します。

あく手の会で芋煮会を行いました。

12月19日(木)  瀬谷区の介護・医療関係者野有志と、在宅医療相談室の共催で少しづつ大きくなっている介護者支援の会「あく手の会」

3年目に発足して認知症家族の会や、遺族の会「詩音」を主宰してきました。

一昨年、初めての遺族会「詩音」を開催した時、参加者の方から「みんなで芋煮会をやりたいね」という話が出たので「それじゃあ早速!」と言ってノリのいいメンバーで開催を始めたのが「芋煮会」です。芋煮会は、詩音の会の方も認知症家族会の方も、その他の介護者の会の方も、合同で行われます。

私たちは、前日から買い出しをして、瀬谷の畑のおじさんの芋をもらったりして、当日は朝から仕込みをします。

そして始まった「芋煮会」ですが、歌あり笑いあり涙ありの楽しい交流会となりました。

毎回瀬谷メンタルクリニックの心理カウンセラーで音楽セラピストの遠藤氏をお招きしてウクレレの伴奏で歌を歌います。これも皆様の楽しみの一つのようです。そして、野菜たっぷりの熱々の芋煮とおにぎり、お漬物に果物までおなか一杯食べておしゃべりをしました。そして、最後にあく手の会のロゴのように、みんなで輪になり手をつないで写真を撮りました。

区役所の高齢障害支援課の包括ケア推進担当係長の小山さんも、二ツ橋ケアプラザの主マネさんも参加され、とても素敵な芋煮会となりました。

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第17回瀬谷区医療・福祉セミナー

令和1年12月9日 18:30~ 瀬谷区役所公会堂で、「第17回瀬谷区医療・福祉セミナー」を開催しました。

これは、瀬谷区訪問看護連絡会と在宅医療相談室、瀬谷区役所の共催によるセミナーです。今年度のテーマは昨年に引き続き「医療倫理」です。昨年第一回の医療倫理のセミナーを行いましたが、あまりに基本がわかっていなくて難しかったので、今年は基本からということでお願いしました。

「医療倫理の基本を学び、事例検討を実践する」

講師:東海大学医学部基礎診療学系医療倫理学  竹下 啓教授

会議室の許容範囲もあり定員60名で募集しましたが、結果80名近くの参加者で行いました。

医療倫理の理解のために、訪看連絡会から数名で竹下先生の運営する「神奈川臨床倫理研修会」略して「かなりん」に毎月通っている私たちですが、講義は毎回斬新でとても納得できるものでした。

今回はDVDの事例を使っての事例検討でしたが、各グループ一生懸命考え発表してくれました。前回はとても難しくて引用できなかった「医療倫理の4原則」とジョンセンの4分割シートを活用しての整理がかなりスムーズになりました。これはすごいことですね。やはり継続は力なりです。

やがて話はACPにも及びますが、改めてその理解を深めるとともに、とても学びになった講演会でした。

ACPと「もしバナゲーム」

最近、ACPの記事が多くありますね。

国は多死時代を迎えつつある日本の現状を打開するために、地域包括ケアシステムを構築し、ACPの普及に躍起になっているようです。

とはいえ、ACPという言葉も「人生会議」という言葉も、一般の人には全く普及していませんでしたし、一部の医療関係者以外介護職でも意味が分からないという人はたくさんいるのだと思います。

そこで、吉本興業に大金をつぎ込んで小藪を起用してポスターを作成したわけですが、これが大炎上し朝からメディアを騒がせました。

あまりの講義に国はこのポスターをひっこめたわけですが、皮肉なことにこの騒ぎのおかげでACP「人生会議」という言葉がいきなり脚光を集めることになりました。

ある意味、普及という意味では大成功だったわけです。医療関係者は、比較的肯定的な人が多いと思う小藪のポスター。私的にも悪くはないと思うのですが、やはり一般的に『死』に対して恐怖や不安のイメージが強く、レディネス(心の準備)ができていない状態での『死』を意識したポスターは受け入れがたかったのでしょうか。

実際にはAPCは「どう死ぬのか?」ではなく「どう生きるのか?」を考えることなのだと伝えなくてはならないので、表現としてはストレートすぎたの?かもしれません。

で、そんな心の準備のために、楽しくACPを理解するためのツールがもしバナゲームです。

「もしも自分の余命が、あと半年と知った時・・」自分はそれまでにどんな準備がしたいのか、何を伝えたいのか?最後の時までどう生きるのか?改めて、自分が何を思ってきたのか、何が必要なのか、意外な自分の本心が分かることもあります。

一度、どこかで手に取って、体験してみてくださいね。

「在宅看取りで救急車!?」シンポジウムのお知らせ

11月30日 14:00~16:00 瀬谷公会堂 参加費無料

「在宅看取りで救急車!?」

~救急現場における心肺蘇生を望まない傷病者への対応の現状と在宅医療の在り方~

上記シンポジウムがあります。

ぜひご参加ください。シンポジウムチラシ 訂正済 – コピー

かなりんIN瀬谷

訪問看護ステーション連絡会で毎月東海大学病院まで通っていた「神奈川臨床倫理研究会」略して「かなりん」

瀬谷から通う連絡会メンバーのお願いを聞いていただき、今月のかなりんは瀬谷で開催することとなった。

やったー。という喜びもつかの間、会場の確保、地域の参加者の募集や名簿つくり、印刷あれこれとかなり右往左往しての開催となった。

事例提出は瀬谷区訪看連絡会メンバーあいしま看護センター管理者。

定員40名のところ50名ぎりぎりの満員御礼で熱い事例検討会となりました。

東海大学臨床倫理の教授竹下先生の進行で、グループワーク。北里大学看護学部教授の長尾先生と、帝京大学総合診療科教授の金城先生からもミニ講座ありで、本当に充実したかなりんとなりました。

終了後は有志で先生方と遅い夕食を取りながら再びいろんなお話を聞かせていただいて、とても楽しい時間でした。

来月は、北里大学でのかなりんです。

介護や看護、日々のあれこれ

今まで、いい加減に素人の私が作っていたホームページですが、やっとプロの手で美しくリニューアルされました。

でも、タイムリーに在宅現場の話しや、地域の話もお知らせしたいと思っています。

なので、コラムのページも作っていただきました。

これから、時々<お知らせ>や介護や看護のお話も発信していきたいな~と思っています。

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